A Special Exhibit of Calligraphy And Sumi-e St.Louis
2014年9月3日(水)~7日(日)
セント・ルイス メアリービル大学にて
「アメリカ、セントルイスで書展をしませんか」というお話をいただいた時に、日本で発表しているような大きな作品を中心に持って行こうと決めました。
「強くてしなやかな書線の“黒”と、余白の輝く“白”を見てほしい。」
そう思ったのです。
中国から伝来した書が、悠久の時を経て日本では日本独特の「書の美」を形成してきたということも知ってほしいと思ったのです。
それゆえに、なんとも盛りだくさんの内容になってしまいました。
重厚で迫力のある濃墨作品と柔らかな黒のグラデーションの表情豊かな淡墨作品、墨のハネやカスレにまで伝わる線の強さが感じられる漢字作品に、曲線のしなやかさが美しい仮名作品、更には水墨画。
しかしどの作品にも日本と、そして私自身が表現されています。
展示会場で2回行った大学書のパフォーマンスと大学生とのワークショップは、書とともに心の交流ができたように思いました。
ギャラリーを提供してくださいましたメアリービル大学と、書展開催まで力を尽くしてくださいました日米両国の方々に心から感謝いたします。
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A Special Exhibit or Calligraphy And Sumi-e St.Louis
書と水墨の特別展